発泡スチロール(EPS)の原料は、中に発泡剤が入った直径1mm程度のポリスチレンの粒(ビーズ)です。この原料ビーズを蒸気(スチーム)で加熱し、50倍※に膨らませて作ります。
50倍の発泡体のため製品全体(体積)の98%が空気でできており、石油製品の原料ビーズは、わずか2%しか使われていません。省資源性に大変優れた製品と言えます。
※50倍以外の倍率も可能です。
EPS製品が出来るまで
発泡剤となるガスが入ってる原料ビーズに蒸気をあてると、ガスが膨張し、原料ビーズが膨らみます。
膨らんだ原料は、元の原料ビーズの約50倍に発泡し、大量の空気を含んだ「発泡ビーズ」となります。
発泡ビーズを金型に入れ、もう一度蒸気をかけることでさらに膨らんだビーズ同士が熱でくっつき金型どおりの形になった製品となります。
出典:JEPSA 発泡スチロール協会